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【NEWS】2025年度 固定価格買取制度(FIT)が大きく変わります

更新日:3 日前

10kW未満のFIT売電は「24円スタート→8.3円」へ

こんにちは!ソーラーポストです。

2025年度の固定価格買取制度(FIT)が大きく変わります。 今年からは、売電単価が導入後10年間のうち途中で切り替わる新しい仕組みに変わっています。

このページでは、2025年から始まる新しい売電制度や、自家消費型の特徴について詳しくご紹介します。

2025年FIT制度最新情報

目次


 

FIT制度とは?そのしくみと背景

太陽光発電でつくった電気は、まず家庭内で使われます。ただし、使い切れずに余った分(余剰電力)は、電力会社に売ることができます。

このとき活用されるのが、FIT制度(固定価格買取制度)です。


・FIT制度のしくみ

FIT制度とは、余剰電力を政府が定めた価格で10年間、必ず買い取ることを保証する仕組みです。申請した年の売電単価がそのまま10年間固定されるため、将来の見通しが立てやすいというメリットがあります。


※近年はNO FIT(自家消費型)という選択も

最近では、FIT制度を使わずに「つくった電気はできるだけ自宅で使う」スタイル=NO FIT(自家消費型)を選ぶ方も増えています。


 

2025年度のFIT制度、ここが変わった!

これまでの売電制度は、10年間ずっと同じ価格で固定されていました。

例:2024年 10kW未満の売電価格(/kWh)→16円

しかし、今年の新制度では:

最初の4年間:24円/kWh  残りの6年間:8.3円/kWh

このように、10年間の中で途中から売電価格が変わる仕組みになりました。


 

売電単価は“4年24円→6年8.3円”に!その理由と影響は?

たとえば、1か月に300kWhの売電があるご家庭なら、1年あたり約3,600kWhの売電量になります。

この場合、売電収入は以下のとおり:

  • 最初の4年間:3,600kWh × 24円 = 86,400円/年 ⇒ 345,600円(4年間合計)

  • 後半の6年間:3,600kWh × 8.3円 = 29,880円/年 ⇒ 179,280円(6年間合計)

🔸 10年間合計:524,880円


新制度は最初の4年間だけで約66%の収益 を得られることになります。

導入初期の4年間に高い売電価格(24円/kWh)を設定することで、設置者が初期投資を早期に回収できるよう配慮されています。 これにより、太陽光発電の導入を検討している家庭や事業者の負担を軽減する狙いがあります。


 

自家消費型が注目される理由とは?

自家消費型ライフスタイル
つくった電気を自分で使う自家消費型ライフスタイル

FIT制度は、すべての電力利用者に負担がかかる「再エネ賦課金」などの課題があります。

そのため今は“つくった電気を自分で使う”自家消費型への移行がすすめられています。石油などに頼らず、クリーンな電気を使う動きが国全体で進められていることもあり、補助金も手厚く用意されています。

区分

FIT

自家消費型(例:東北電力ツナガルでんきで売電 )

売電価格(1kWhあたり)

24円×4年,8.3円×6年

9円

補助金額(例:前年の福島県)

最大16万円

最大42万円

発電開始までの期間

約6か月

約2〜3か月

自家消費型のメリット

  • 売電価格は低めだが補助金が手厚い!

  • 申請から発電開始までが早く、2〜3ヶ月で運転開始可能


 

2025年4月から、電気代がさらに上がります


電気代上昇

今年の春から、東北電力の家庭向け電気料金が実質的に値上がりします。

その主な理由は、以下の2つです。


① 政府による電気代の補助が終了

2024年冬に実施されていた「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による補助(1~3月使用分まで対象)が、3月で終了しました。

これにより、4月以降は電気代の支援がなくなり、家庭への実質的な負担が増えることになります。


② 再エネ賦課金の引き上げ

さらに、2025年度からは再生可能エネルギーの普及のために課される「再エネ賦課金」も前年度より引き上げられます。

この賦課金は、すべての電力利用者が負担するもので、毎月の電気料金に上乗せされる形で反映されます。


ひと月260kWhの使用で…料金は+434円に

仮に260kWh使った場合、補助があった3月使用分に比べて、5月の請求(4月使用分)では434円高い「8,919円」になる試算です。

同じ量を使っていても、何もしなければ電気代は上がり続けるという状況です。


自家消費型の生活なら

→太陽光エネルギーを「まず自分の家で使う」ことで、電力会社から買う電気を減らせる!

→電気代の高騰リスクに備えることができる!


 

あなたの家にはどっちが合う?

FITorNOFIT

「最初の4年間に集中的に回収 → その後はゆるやかに発電を活用する」

これが2025年からのFIT制度の新しい売電スタイルです。


FITとNO FIT(自家消費型)のどちらかが適しているかは、ご家庭の条件によって変わります。

ソーラーポストでは

・お客様一人ひとりの条件に合わせて、最適なプランをご提案!

・補助金の活用も丁寧にサポート

いたします。


詳細なご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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